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Sep. 18, 2023 | Posted in Senza categoria , | Tags:Reporter: | Course:

Gelato Course (n1) –sacica-m

Gelato Course blog
〇イタリアがとっても好き
きっかけは小学生の夏休み中に観たイタリアの旅番組でした。未だにどこを取り扱った内容だったのかはわかりませんが(笑)、写真のように季節は真夏で白い建物に咲き乱れる花を印象的にとても強くおぼえています。子供心に「ほんとにきれい!」と映像に心を奪われました。以来、独学でイタリア語を勉強したり、大学ではイタリア語を専攻してSienaとLecceにそれぞれ留学したりと、私のイタリア愛はどんどん深まっています。実は飽き性なので、あまり物事が続いたことはないのですが、イタリアが好きな気持ちと、イタリア語の勉強だけは、ずっと続いています。
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〇私にとってのGelato
私にとってのGelatoは、きれいごとではなく本当に「人の心をまるく、笑顔にしてくれる魔法の食べ物」です。 Sienaに学校のメンバーと短期留学した時、シェアルームの様子が、出発前に先生から聞いていた状況とはまるっきり違うものでした。そういう心の準備ができていないこともあって、女子5人のシェアハウスはいつもギクシャクしていました。最終日ぐらい仲良くしたかったのですが、案の定喧嘩をしてしまい、追い出された私と数人のルームメイトは一緒に街へ行ったのは良いものの、その日は日曜日で、早朝だったこともあり、もちろんGelato屋さんはどこもあいていませんでした。肩をおとして歩いていたら、オープンよりちょっと早いにも関わらず、あるGelato屋さんがすっとお店をあけてくれて、にっこり笑って出迎えて、Gelato(写真)を提供してくれました。その時食べたGelatoほど、おいしくてパワフルなGelatoはありません。みんなで気持ちを落ち着かせて、仲良く協力して日本に帰ってくることができました。
そういった出来事もあって、私もいつか、このGelato屋さんのように、誰かに、たとえその人にとってその日が最悪な1日であったとしてもGelatoを食べて元気を贈ることができたら、こんな幸せな仕事はないだろうなと思って今回留学をすることを決めました。
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〇いろんな夢をかなえるRIACI留学
イタリアでは色んな憧れを現実のものにすることができる、そう信じています。Sienaに留学してから南イタリアに興味をもった私は、次の長期留学はイタリアのカカト、Lecceに留学をしました。イタリアは本当に頭がぐちゃぐちゃになる国です。地域ごとに独特の文化や習慣、名産品があるだけでなく、みえる景色や陽の光の色、歴史的なもの、時の流れ方、すべてが全く異なります。私はテレビの影響や、Sienaでの経験も踏まえ、北部や中部イタリアよりも南部イタリアのほうがずっと好きだと信じていたので(笑)、海に近いLecceに決めました。Lecceになら海があって、私の子供のころからのあこがれの景色が見えるだろうと思ったのですが、実際Lecceは思ったより内陸で、「海を見ながら生活」なんてほど遠いものでした。
今回RIACIでの留学を通して、その夢もかなえようと、Firenze留学の前にSalernoに長期間アパートを借りました。決して安いわけではなかったですが、望んでいた通り、空との境界線がないくらい美しい海をみながら、毎日おいしい料理を作って食べることができて、本当、今でも夢のようで信じられないくらい美しい生活を送ることができました。
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〇ちょっと調子に乗った話
「イタリアに住むことも夢なんだから、風邪をひいたら、そこは現地人流にしよう」と意気込んで荷造りをしていた私を、本当に叱ってやりたいです。Firenzeに来る前、Salernoでの生活後、各地を旅行していたのですが、8月半ばのイタリアは40度近い暑さがずっと続いていました。それが後半になってすっと20度代に落ち込み、旅行の疲れやストレスもあって風邪をひいてしまいました。
日本でいう「かかりつけ医」「町医者」はイタリアでの「Farmacia」なので、症状を説明して薬をゲットしてきました。「自分の体の症状を説明出来たら語学力は一人前」と聞いたことがあったので、うれしいものの、イタリアの薬は自分に合うのか合わないのか、ドキドキの体験でした。結果、日本の頭痛薬とそれほど大差がないことはわかりましたが、調子に乗らず、ある程度は日本から体に合った薬を持ってくることをオススメします。最初の数日はGelatoの味がわからず、それが一番悔しかったです。
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〇RIACIでのイタリア語のレッスン
「Farmacia」にてなんとか症状を説明し、薬を買って、その説明も受けた私ですが、忘れている文法やイディオムもしばしば… RIACIのイタリア語の先生は、いろいろな会話から私の語学力を察して、苦手な部分を、重箱の隅をつつくように徹底的に補修してくれました。出発前に、RIACIの方から授業はとても楽しい、カンタンなイタリア語を学ぶだけ」と聞いていただけに、かなりしっかりとした授業を行ってくださってとてもありがたいものでした。家に帰っても復習をし、幸いなことに語学力は、学生時代最盛期くらいまでには戻ったと信じています。
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〇衝撃のGelatoレッスン
Gelato屋さんでアイスクリームを盛りつけたり、先生の言うとおりに材料を混ぜ合わせたりするだけだろう、と思っていた私。第一週目は衝撃的な授業でした。低温殺菌機やジェラート製造機の使い方に始まり、冷蔵庫や冷凍庫、冷凍ショーケースの仕組みやこだわり、衛生管理や在庫管理、経営学、経済学、添加物の話やそれにまつわる歴史や法律、それぞれの砂糖の働きや違いなど、Gelato職人がいかにメカニカルで、テクニカルで、マテマティカルで、ケミカルで、ビジネスチックかしっかりと教わりました。私は「THE 文系」人間なので、正直通訳をしていただいてもわからないことが多く、眠気もありましたが(笑)、一瞬で食べ終わってしまうあの「Geleato」がどうしてあんなにも「美味しいのか」、その構造的理由を知れた気がします。
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もちろん最後の金曜日は、先輩の日本人の方と一緒にダークチョコレート味のシャーベットを作ることができて大満足です。

あと、余談ですが、レッスンのあと、店で売っているGelatoは「勉強」という名目で食べられるので、ずっと立ってレッスンを聞いて頑張った後、それが一番の楽しみでした(笑)
放課後は、仕事を終えた先生と一緒に近くのバーでお酒やジュースを飲んだり、旅行の話をしたり、先輩と一緒にご飯を食べに行ったりと、充実すること間違いなしの留学です。

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