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May. 30, 2016 | Posted in Senza categoria , | Tags:, Reporter: | Course: Internship

Internship 29-Internship Course 2015 (Assistant1)

靴制作コース、レポートの続きです。

前回のつづき、「Derby」製法の靴制作についてです。
Derbyとは、羽根の部分が外側に出ていて、着脱が用意で、サイズも靴ヒモなどで調整できます。

逆に羽根下の部分が内側に入っていてあまり開かないものは、イタリアでは「Francesina」と呼びます。
エレガントで、冠婚葬祭や式典などに向いています。

日本人は足の甲が高い傾向にあるので、Derbyの靴が合うという方が多いようです。

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木型にそってデザインを描いたら、マスキングテープをそっとはがし、型紙にしていきます。

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その型紙に沿って革をカットしますが、まずはフエルトで試しに作ってみます。
型紙は文字通り紙なので薄いですが、革と同じくらいの厚さのフエルトでは、イメージしていたものと印象が違うことがあるので、ここで調整します。

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フエルトで試したら、いよいよ革を使って本番です。
裏地を含め、ミシンで縫い合わせていきます。
革の若さや種類・色によって、柔軟さ、傷のつきやすさなども違うので靴のどの場所に使うかによって、革のどの部分を使うか選ばなければなりません。

革は生き物なので、伸びたり縮んだりして色や模様が代わります。
そこで、ひとつひとつ職人の手による微調整が施されています。

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靴の上部ができたら、ソールの部分も作っていきます。

パーツがそろったら、木型に沿って靴の形にしていきます。
この作業を「吊りこみ」と言います。靴制作の世界ではおなじみの言葉ですね。
このようにして手作業で靴が完成してゆきます。

きちんとメンテナンスすることによって、色の変化や日常生活でついた傷などが少しずつ味となっていきます。
自分だけの、一生ものの出会いがここフィレンツェであるかもしれませんね。


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