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2011年11月25日 | Posted in ビジット | Tags:
学外レッスン「アートビジット」

こんにちは、みなさん!!
アカデミアリアチのエマヌエラです。
みなさんもうご存じかもしれませんが、フィレンツェの中心は、歴史保存地区として
1982年からユネスコの世界遺産に登録されています…
そんな素晴らしい立地の恩恵を享受すべく、アカデミアリアチは長期コースのプログラムには、
「アートビジット」が入っています。
 
「アートビジット」が何かって?それは、週に1回、生徒が一緒に、フィレンツェの様々な
興味深いスポットをガイドの解説と共に訪れ、美しいフィレンツェの街を満喫し、
しかも、歴史、文化、アートという様々な方向から造詣を深めることが出来るという、
まさに”ルネサンスのゆりかご”を存分に味わうことが出来るイベントなのです。
 
既に数回開催されていますが、生徒からも大好評で、Museo delle Pietre Dure (貴石博物館)、
Orsanmichele(オルサンミケーレ教会)やSpedale degli Innocenti (捨て子養育院美術館)を訪れました。
…そこで、ちょっとした雑学です。この、すこし不思議な名前の捨て子養育美術館ですが、
この名前は聖書の中のエピソード”Strage degli Innocenti(幼児虐殺)”に由来しています。
それゆえ、今でも、幼児養育支援の伝統に基づき、同じ建物の中に、2つの保育園と、母親学校、
問題を抱える家庭に生まれた子供のための家、ユニセフの研究オフィスなどがあります。
また、1997年の法律により、この施設は幼児と若者のデータ記録と分析のためのセンターとなり、
イタリアだけでなくヨーロッパ全体の子供の養育と、子供の権利の推進に貢献しているんです。
また、”捨て子”を意味する、Innocenti, Proietti, Esposti, Espositoは、イタリアでは一般的な名字なんですよ。
 
この養育院があるPiazza Santissima Annunziataの教会にもストーリーがあり、
天使が描いたといわれる聖母マリアの受胎告知のフレスコ画に、若い夫婦が花束をささげたり、
3月25日のお告げの祝日には、brigidiniと言われる伝統的なクッキーが売られたり、とっても賑やかです。
 
こんな、フィレンツェやイタリアの文化に詳しくなれるアービジットで、
今度は遊びに来たお友達や家族を案内してあげられるようになるでしょう!
それではみなさん、良い週末を!