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2016年03月28日 | Posted in ガラスアート科 | Tags:
ガラスの工房の、ガラスアートコースの打ち合わせ 3月21日(月)
フィレンツェのガラス工房で、ガラスレッスンの会議を行いました。
アカデミアリアチの、ガラス工房です。
先生は、71歳のフィレンツェ生まれのフィレンツェっ子です。
工芸が大好きで、鏡(工業製品とは異なります)や木彫など、様々な工芸に携わってきたそうです。
素晴らしい作品が世界中で評判となり、1960年代からは、ヨーロッパやアメリカをはじめ世界中をビジネスで飛び回っており、100人以上が働く工場を経営していたそうです。
フィレンツェのこの技術で、皆さんのことをお待ちしています。
いくつか、学生の作品も紹介します。
透明な箇所はヴェネツィアン・グラス、不透明な部分のガラスはティファニーのもので、ニューヨークから仕入れています。
入門者でもできるようになりますよ
素敵ですね。
こちらは竹をモチーフにした作品です。
こちらは、本物のトランペットを使ったものです。
ランプにしたいものがあったら、ぜひ持ってきてください
思い出の品が、世界に一つしかない作品に生まれ変わります。
これは戦争中の爆弾を使ったランプです。
よく見ると、コードが上のシェード部分から外に出ていますね。
なんと、コードは中を通すと爆発するかもしれないので、外に出ているんだそうです。
ご紹介したように、一見関係のないものでも、ガラスと組み合わせることで素敵なランプに生まれ変わります。
授業に行くときは、思い出の品や、使ってみたいものを持ってきてみてください。
入門クラスのレッスン内容を、ご紹介します。
まず、最初の12時間は基本的な材料の使い方を学びます。
ガラスの切り方、接合の仕方、接合材の使い方などです。
小さな作品を作りながら学んでいきます。
こちらは工房の作業場です。加工に必要ないろいろな工具が並びます。
次の12時間は、それまで学んだ技術を組み合わせて、平面的な作品を作ります。小さな様々な種類のガラスを使います。初心者は、30センチ×40センチの壁や窓に掛ける作品を制作し、ティファニーテクニックという技法を習得することが出来ます。一方経験者は、ランプを制作します。ティファニー、ガラスモザイク、ガラス絵などの技術を習得することができます。
その後の12時間は、立体的な作品へと進みます。
初心者は、ランプを制作します。経験者は、複雑なテクニックを含むランプ、もしくは自由なテーマの立体作品を作ることができます。
その後は、自由なテーマの作品へと進んでいきます。アクセサリー、ランプ、窓、ドア、小物家具、創作家具、創作オブジェなど作れる作品の種類はどんどん増えていきます。
それぞれのステップで学んだ技術を応用し、世界に一つしかない思い出に残る作品を作ってみてください。