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2006年09月26日 | Posted in 絵画科 | Tags:
絵画-2(フレスコ画)
芸術は、趣味、興行、逃避だけではなく、色々な考えを表現する手段でもあり各々の感性の表現を試みます。リアチに絵画専攻の学生達がいる時は、絵画を通して様々な芸術のあり方を見ることが出来ます。また最も興味深いのは、絵画を勉強しにまたは制作中の絵を完成させに来たりと様々な年齢の学生が入学して来ることなんです。この時期少し年齢の高い学生が入学したんですが、彼女はメキシコ人で自分の絵を仕上げるためにリアチへ来ました。短期のVacation-Studyですね。彼女は本当に才能がある学生なんですが、それに対し私達、つまりリアチはいつも陽気で常に学生達と良い仕事が出来る絵画のチッチャ先生の熟練の技術で彼女にこえます。この時期、フレスコ画をテーマに取り組んでいて、砂と石灰を混ぜて作ったモルタルで壁を塗ってその上に描かれる絵ですが、顔料は、化学的に調合・保管されるため耐久性は抜群で長期間保たれます。フレスコ画は置き台・モルタルでの上塗り・顔料の3つの基本要素から成り立っていて、描く技法は大変難しいので今日では使われなくなりましたが、何世紀か前には大変普及した技法でした。今さらフレスコ画の歴史について説明したいわけではありませんが、少し触れておきたかったのと、リアチでは先生方の協力でどんなタイプの絵画でも取り組めるということを伝えたかったんです。では、写真をご覧下さい。皆、Bravissimiです。
チャオ!アンジェラ