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2014年05月27日 | Posted in 絵画科 | Tags:
2014年 3月31日 絵画
スケッチした紙の上から、コーヒーのような茶色い粉を刷毛で散布している学生さんがいました。何をしているのか聞いてみると、スケッチに空けた穴から顔料を散布する手法(la tecnica dello spolvero)で、キャンバスに下書きしてるんだ、と教えてくれました。
予めスケッチを用意し、そのスケッチのアウトラインになる部分に錐などで小さな穴を空けます。カンバスに写った小さな点を繋げると、スケッチが見えてくるように、よく考えて穴を空けておく必要があります。
スケッチには小さな穴が空けてあります。その小さな穴を通り顔料がカンバスに付くよう、刷毛で散布します。
粉末顔料(pigmento puro)。今回は焦げ茶色を使います。
時々、ちゃんと点が写っているか、覗いて確認し、全体にまんべんなく散布できたら、スケッチを外します。
こんな感じでスケッチから点を写しました。
近づくとこんな感じ。この点を鉛筆で繋げていきます。
左は同じ手法で描いた完成品。
いよいよ描き始めます。
使う色はこれだけ！
明暗だけで表現していきます。難しそう！
イタリアで学ぶアート、デザイン留学 アカデミアリアチ
