Accademia Riaci
Student Reports

Read all class reports from our students!

5月. 30, 2016 | Posted in 未分類 , | Tags:, Reporter: | Course: Internship

Internship 29-Internship Course 2015 (Assistant1)

靴制作コース、レポートの続きです。

前回のつづき、「Derby」製法の靴制作についてです。
Derbyとは、羽根の部分が外側に出ていて、着脱が用意で、サイズも靴ヒモなどで調整できます。

逆に羽根下の部分が内側に入っていてあまり開かないものは、イタリアでは「Francesina」と呼びます。
エレガントで、冠婚葬祭や式典などに向いています。

日本人は足の甲が高い傾向にあるので、Derbyの靴が合うという方が多いようです。

Mio MIYAZAKI_20160520_01

Mio MIYAZAKI_20160520_02

木型にそってデザインを描いたら、マスキングテープをそっとはがし、型紙にしていきます。

Mio MIYAZAKI_20160520_03

Mio MIYAZAKI_20160520_04

Mio MIYAZAKI_20160520_05

その型紙に沿って革をカットしますが、まずはフエルトで試しに作ってみます。
型紙は文字通り紙なので薄いですが、革と同じくらいの厚さのフエルトでは、イメージしていたものと印象が違うことがあるので、ここで調整します。

Mio MIYAZAKI_20160520_06

Mio MIYAZAKI_20160520_07

Mio MIYAZAKI_20160520_08

フエルトで試したら、いよいよ革を使って本番です。
裏地を含め、ミシンで縫い合わせていきます。
革の若さや種類・色によって、柔軟さ、傷のつきやすさなども違うので靴のどの場所に使うかによって、革のどの部分を使うか選ばなければなりません。

革は生き物なので、伸びたり縮んだりして色や模様が代わります。
そこで、ひとつひとつ職人の手による微調整が施されています。

Mio MIYAZAKI_20160520_09

Mio MIYAZAKI_20160520_10

靴の上部ができたら、ソールの部分も作っていきます。

パーツがそろったら、木型に沿って靴の形にしていきます。
この作業を「吊りこみ」と言います。靴制作の世界ではおなじみの言葉ですね。
このようにして手作業で靴が完成してゆきます。

きちんとメンテナンスすることによって、色の変化や日常生活でついた傷などが少しずつ味となっていきます。
自分だけの、一生ものの出会いがここフィレンツェであるかもしれませんね。


レポーターに質問する

OTHER REPORT

カバン制作4 – 2014年秋

土曜日から月曜日まで授… Language:

Read more

カバン制作3-2014年秋

これは、メガネケースの制作… Language:

Read more

カバン制作1 – 2014年秋

現在、私はS.M.No… Language:

Read more

more

CONTACT US

At Accademia Riaci, we are recruiting Course Reporters from our students. The students who are chosen to become Course Reporters are given 10 % of the tuition as their scholarship fee.
The Reporters who have submitted excellent reports will have his or her profile posted on our school website for the next 5 years as an alumnae and will be able to connect with their business chancesafter their graduation.

Read more