Archive for the ' Restoration of Paintings '
Apr. 25, 2016 | Posted in
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Eri Hosokawa , Restoration of Paintings
Reporter: Eri Hosokawa | Course:
Restoration of Paintings
Painting Restoration 26-Internship Course 2015-17
ベース色入れとニスがけが終わったので、樹脂絵具での補彩に入ります。損傷が激しく絵画層がなくなってしまっていた箇所は、ベースを入れたことで幾分判読性が上がっているものの、まだ補彩による介入必要です。 画家の他の作品などを見て様式の勉強をしながら、欠けている部分を再構築していきます。 別な作品の補彩の一部を担当しました。 … [Read more]
Apr. 19, 2016 | Posted in
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Eri Hosokawa , Restoration of Paintings
Reporter: Eri Hosokawa | Course:
Restoration of Paintings
Painting Restoration 25-Internship Course 2015-17
絵具層の接着力が弱くなり、わずかに浮き上がっている部分が十数箇所ありました。注射器で小さな穴をあけ、そこから少しずつ接着剤を注入していきます。指で軽く押さえた後、重りをのせて乾くまで丸一日置いておきます。 樹脂絵の具で補彩をしていきます。損傷の激しい部分は、断片をつなぎ合わせながら自然な形になるようイメージを取り戻していきます。周りとの繋が… [Read more]
Mar. 11, 2016 | Posted in
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Eri Hosokawa , Restoration of Paintings
Reporter: Eri Hosokawa | Course:
Restoration of Paintings
Painting Restoration 24-Internship Course 2015-17
今週から新しい作品の修復に入ります。まず、欠損部分を石膏とにかわを混ぜたもので充填し、刃物で削り高さを合わせます。その後、斜光で作品のマチエールや凹凸をよく観察しながら、欠損の表面が周りとよく接続するように細工していきます。 充填整形が終わったら、その上に補彩のためのベースカラーをグアッシュで施していき、その後ニスを全体にニスをかけます… [Read more]
Mar. 01, 2016 | Posted in
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Reporter: Eri Hosokawa | Course:
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Painting Restoration 23-Internship Course 2015-17
先生と一緒にシエナに行ってきました。写真は撮れませんでしたが、シエナ国立絵画館の修復室を見学させて頂き、とても勉強になりました。フィレンツェでのシステムとは違い、専任のたった一人の修復士がほぼ全ての作業を担っていました。少しだけ街を見て帰りましたが、写真はカンポ広場とブランダの泉です。この泉の最も古い記録は1081年に見られ、この近くで聖女カテリナが生まれ育った場所としても… [Read more]
Feb. 23, 2016 | Posted in
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Reporter: Eri Hosokawa | Course:
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Painting Restoration 22-Internship Course 2015-17
先生が行った絵画洗浄のテストの様子です。洗浄用の溶剤を決めるため、洗浄力の異なる十数段階の試薬の混合液を小さな区画で試し、どの段階の混合液が適しているのかを見ます。その後さらに広い部分で試します。 キリストの肖像の補彩に入ります。今までの絵画よりずっと小さめの、家庭で鑑賞するための絵画です。欠損の他、顔と胸のかすれやしみ… [Read more]
Feb. 19, 2016 | Posted in
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Reporter: Eri Hosokawa | Course:
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Painting Restoration 21-Internship Course 2015-17
形を再構築しなければならない部分は、十分に残された部分を観察し違和感がないように仕上げなければなりません。特に顔の部分はわずかな陰影でも随分印象が変わってくるため、注意深く調整していきます。近付いて見ると補彩が識別できるよう、細い線を重ねていくハッチングの技法を用います。 こちらは紫外線ランプを照射したときの写真です。特… [Read more]
Feb. 16, 2016 | Posted in
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Eri Hosokawa , Restoration of Paintings
Reporter: Eri Hosokawa | Course:
Restoration of Paintings
Painting Restoration 20-Internship Course 2015-17
明るい色の部分は特に正確さが求められ、色が濁らないように注意しながら作業していきます。桃色の布の部分は欠損こそ多くないものの、過去の修復で行われた変色した加筆と黒く見える亀裂や点、しみなどが混在し、全体のバランスをとるのが難しかったです。鑑賞距離まで一度遠ざかり、そこでどの部分が鑑賞の邪魔になっているのかを見て補彩するという作業を… [Read more]
Feb. 15, 2016 | Posted in
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Reporter: Eri Hosokawa | Course:
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Painting Restoration 19-Internship Course 2015-17
引き続き補彩を続けていきます。写真の甕を持った女性は画面洗浄の段階で取りきれなかった汚れが残りくすんだ印象でしたが、顔に走る亀裂やしみの部分に補彩を施すことで全体の統一性を取り戻していきます。カーテンの部分は欠落部分が広く、形を再構築せねばならないこともあって特に時間を要しました。 フィレンツェの伝統… [Read more]
Feb. 12, 2016 | Posted in
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Eri Hosokawa , Restoration of Paintings
Reporter: Eri Hosokawa | Course:
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Painting Restoration 18-Internship Course 2015-17
ベースカラーを施した欠損部分だけでなく、しみや黒い点などの鑑賞の妨げになるものに対しても介入していきます。全てに補彩をしてしまうとあたかも昨日完成した絵画のようになってしまうので、作品の歴史を常に考慮しつつ、全体のバランスを見ながら特に目立つ箇所のみに留めます。介入が過剰にならないよう、最新の注意を払って作業を進めていきます。 … [Read more]
Feb. 11, 2016 | Posted in
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Eri Hosokawa , Restoration of Paintings
Reporter: Eri Hosokawa | Course:
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Painting Restoration 17-Internship Course 2015-17
今回から新しい絵画の修復に入ります。16世紀に人気を博した現存しない絵画を模した、同時代の貴重な作品です。 全体的に損傷が激しく、いたるところに欠損やかすれ、黒い点があります。ほとんどぼかしのない繊細な画面のため、少しの色の違いでも目立ってしまいます。できるかぎり細い線を重ねながら補彩をし、耳や髪の毛などの形が欠けている部分は、絵の… [Read more]