Apr. 26, 2016 | Posted in Reports, Internship , Assistant Reporter | Tags:Mio Miyazaki, InternshipReporter: Mio MIYAZAKI | Course: Internship

Internship 25-Internship Course 2015 (Assistant1)

4月4日～7日、ボローニャでは「国際ブックフェア」が開催されました。
1年に1度開催されるビッグイベントで、世界中から出版社や学校、企業、イラストレーターが集まります。
プロアマ問わず出展可能なので、本当に様々なジャンルのイラストや本が展示されています。
中にはもちろん、購入可能なものもたくさんあります。

アカデミアリアチの学生さんも出展されていました。
グラフィックデザイン、ワンイヤーコースのYOHEIさんにお話を伺いました。

今回は個人ではなく、日本の出展グループの一員として参加されたそうです。
全員が日本人グループのブースということで、来場者から人気があったのは和のテイストが強いイラストでした。

大手のワーナーやディズニーの方々も商談に来ていて、有名なイラストレーターも、イタリア人はもちろん各国から参加していたようです。

コンペティションも開催され、こちらの日本グループの1名が、入賞されたようです。
過去にも日本人のイラストレーターが入賞しています。
フィクション部門、ノンフィクション部門、デジタル部門など各分野での優秀作品が名を連ねていました。

自分の本やイラストを紹介して、宣伝する以外にも、その場でイラストレーターに絵を描いてもらえるサイン会、 フェア限定の本の売買、デモンストレーション、パフォーマンスなどをしているところもありました。

出展者以外も、通路などに自分の作品・名刺・チラシなどを貼って、宣伝する活動的な様子も見られました。

Yoheiさんはグラフィックデザインのワンイヤーコースを受講されています。
グラフィックコースでは、一人一人進み方は違いますが、 イラストレーション、広告、パッケージ、絵本制作などを行います。
グラフィックといえどミックスマテリアルで、あらゆる素材を使います。
生徒の多くは、フォトショップやイラストレーターなどを使って自在に表現できようになります。

Yoheiさんはデッサン力がとても高く、 コンピューターを使ったイラストレーションが独特のテイストで、面白い表現です。
一つ一つの作品を作り上げるまでに、ビジュアルと構成へのこだわりが強く、素敵な作品ばかりです。
作品のストーリー、バックグランドなどの作り込みがとても細かく、興味深いです。

一つの作品を仕上げるのに、ぐるぐると考えすぎて、道に迷うことも多いそうですが、 アーティストとして避けては通れない道ですね。
それを超えたところに、この個性あるグラフィックが完成されています。