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Momoko MIYAZAWA
Reporter
Momoko MIYAZAWA

Nationality: Japan
Course: Internship
Program: Internship
Period: Jul. 2,2015- Jun. 3,2016

アカデミアリアチのアシスタントをしています。
日本人の旦那さん共々インターン中で、フィレンツェから電車で1時間30分ほど離れたアレッツォのそのまた田舎に住んでいます。都会では味わえないイベントや食べ物、友達の事、家に入り浸っている野良猫「黒さん」の事、そして学校での事を発信していこうと思います。

Oct. 22, 2015 | Posted in Reports, Internship , | Tags:, Reporter: Momoko MIYAZAWA | Course: Internship

Internship 3-Internship Course 2015 (Assistant2)

先週のレポートから早速!
シェフ養成コースの実習を再度見学させていただく事が出来ました!!
しかも今度は最後まで!
と、いう事は・・・はい、試食も含めてです!w

今回は次回に引き続き「トスカーナ料理2」でした。
そしてこの日習った料理は前菜のレバーペイストのクロスティーニ、同じくローズマリー・トマトのクロスティーニ、プリモピアットにガルファニャーナ風スペルト小麦のスープとパッパアルポモドーロ、セコンドピアットに仔牛のスネ肉のロースト、そしてドルチェにプラートのカントゥッチーニでした。

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フランチェスコ先生が時間の掛かる肉料理やブロードをスマートに指示をしながら授業が進みます。
今日もフランチェスコ先生の話は止まる事なく、本当に興味深い事を教えてくれます。

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ドルチェのカルトゥッチーニはイタリアではお土産として大変有名ですが、中世にジェノバで誕生したビスコッティです。
しかしその後、プラートの学者が文献に残した事で、「プラートのカントゥッチーニ」と言う名で広まりました。
トスカーナではメディチ家のカテリーナ王女が好み食べ、フランスに嫁ぐ際も専属のコックを連れていき作らせました。
そして彼女が最初に大好きなアーモンドを混ぜて、現在の形にしたそうです。
主にヴィン・サント(甘口ワイン)やカフェ・ジェラートに浸し、柔らかくして食べるドルチェです。
昔は日持ちするという理由で、週一回パンを作る際に一緒に作る定番菓子になり、巡礼や軍の遠征のお供としても親しまれてきました。
そして噛んだときに「カリッ」と言った軽やかな音が鳴るために、小さな歌という意味であるCantocciがCantucciと変化したのが語源だそうです。

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個人的にはあの硬さが得意ではなく、あまり食べた事がありませんでした。
しかし今回はフランチェスコ先生好みという事で、アーモンドとヘーゼルナッツを目一杯混ぜて作ったカルトゥッチーニは本当に絶品で、売り物だったら確実に5袋は買っていた事でしょう!!

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生徒さん達は4グループほどに分かれてそれぞれの任された料理をフランチェスコ先生の元、作り上げていきます。
話を聞くみんなの顔は真剣そのものです。

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そして、料理がすべて作り終わり、試食の時間がやってきました。

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フランチェスコ先生がおっしゃったのは、複数のメニューを同時にこなしつつ、それぞれの料理が食べる直前に完成する事が大事だという事を強くおっしゃっていました。
冷たいものは冷たいうちに、温かいものは温かいうちに、これはシェフを目指す方にはとても大事な事ですね。

シェフ養成コースが始まって半月が経ちました。
このコースは2ヶ月間びっしりスケジュールが詰まっていて大変ですが、きっと日本で学ぶ半年分くらいの内容が詰まっている、とても勉強になる期間だと思います。
皆さんには頑張っていただき、その後の進路に活かしていただきたいと思います。


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