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Masami ISHIZUKA
Reporter
Masami ISHIZUKA

Nationality: Japan
Course: Shoe Making
Program: Master Course
Period: Sept. 5,2016-Apr. 28,2017

日本では10年間ほど靴づくりとは関係のないお仕事をしていましたが、趣味としてずっと好きで続けていたのが革細工でした。休日には財布など小物をコツコツ作る毎日でした。そしてそこから派生して、この2年間は神戸にある靴学校に毎週通いました。自分が考えたものが形になっていくことが面白くて、休日は疲れていても靴作りが楽しくて仕方がありませんでした。とても時間がかかる作業ですが、出来上がりだけでなく、出来上がっていく様子がなんとも言えません。
一年ほど前から、思い切ってお仕事を辞め、本場イタリア・フィレンツェに革靴づくりを学びに行くことを決めました。今年の5月より4ヶ月間、語学学校でお世話になりイタリア語で何とか授業を受け始めました。まだまだ分からない事だらけですが、楽しみながら頑張りたいと思っています。

I worked in Japan for about 10 years but my former job had nothing to do with shoe making. I simply liked leather working as a hobby. I used to make small items such as leather wallets on my days off. For this past 2 years, I studied every week at a shoe making school in Kobe, Japan. I totally enjoyed the process of how my idea became actual shoes, so I kept making shoes on weekends even though I was tired from my weekday’s work. It takes a long time to make 1 pair of shoes, but I just love the shoe making process itself.
I quit my job 1 year ago and decided to come to Florence to study shoe making. I took Italian lessons for 4 months from this May, and I am now taking shoe making lessons in Italian. There is so much I need to learn now, but I hope to enjoy this learning experience.

Oct. 24, 2016 | Posted in Reports, Shoemaking , | Tags:, Reporter: Masami ISHIZUKA | Course: Shoemaking

Shoe Making 6-Master Course 2016 (Student2)

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今週からはFranceseという本底を縫い付けていく製法を学んでいます.今までの女性靴の場合は、底を強力なノリで張り合わせていましたが、今回は一目一目丁寧に縫うやり方になります。しかし表の部分の作り方は一緒なので、同じ様に型紙を取り、試し作りをします。

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試しに作る時はいつもフェルト生地のものを使います.この時にデザインしたものがちゃんと出来上がるのか、どのようなものに成るのか、イメージを持つ事ができます。もし違ったように感じれば、この時に修正したり作り直す事もあります。

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今回は36サイズ、日本でいう23〜23.5センチのラストで作る事にしました。紐の部分が内にくっついているタイプなため、つなぎ目に気をつけてミシンで縫い合わせることになります。

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表の部分(アッパー)を縫い合わせると、次はラスト(木型)に合わせてつり込みの準備をしていきます。縫う作業もデザインのことを考えて色を変えたり、色々工夫出来るので面白くなってきました。

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教えて貰ったら自分の靴に取りかかりますが、ある程度進む度に必ずアンジェロ先生にチェックしてもらいます。間違っていても、早めに気付いてもらえればまだ修正可能です。上手く出来ていなくても、「次は・・・」という風に言ってもらえるので助かります。

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今回からは、既製品でなく中底も自分で作ります.やや厚みのある丈夫な革を木型に沿わせ、端を釘で細かく打って行きます.なるべくぴったりするようにハンマーで何度も叩きくっきり型にはまる様にします。

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生徒は5〜9人ほど常時います。先生も大忙しですが、何度か定期的に回って来てくれます。どこの何を作業しているのか一目瞭然の様で、私が手をこまねいていると見本を見せてくれます.早すぎてボーっとなりますが、何とか必死に聞きます。

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アドバイスを聞いた後は、忘れないうちにすぐ作業にかかります。言葉は今のところ何とか理解できる適度ですが、直接やってみせて頂けると理解も早まり助かります。

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10月の第2週目くらいから急に肌寒くなり、一気に秋が通り過ぎそうなフィレンツェです。でも、帰る頃の夜7時には奇麗に澄んだ青い夕焼けがドゥオモを照らしていて、とても素敵な街並になっています。

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学校近くにある、サンロレンツォ教会(メディチ家チャペル)です。寒くなり、夕暮れに教会前の階段でくつろぐ人も少なくなりましたが、奇麗なシルエットに思わず足を止める人もかなりいるくらいです。これからもっと寒くなるのかと思うと憂鬱ですが、奇麗な街並を見ると嬉しくなります。


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